美容室経営7つのステップと活動報告/タカシナ カクのブログ。

はじめまして。

現役美容師&ひとり美容室経営をしているタカシナです。

私は2023/11/27現在、スタッフさん雇用と店舗展開目指してます。

このサイトはそんな私の美容室経営における考えや思考法、活動報告を記録していくサイトになります。

私自身の自己満足はもちろん現在、

  • 経営が思ったように上手くいっていない
  • 今以上に売り上げを伸ばしていきたい
  • 店舗ビジネスの安定した売り上げを作る考え方を学びたい
  • 実際に1人の経営者としてどれくらいの行動量を行なっているのか
  • 現在、自分が行なっている行動や考え方が不安

そういった方のご参考になる内容にもなるかと思います。

なるべく、このサイトに訪れてくださった方にわかりやすいようなサイトを作っていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。

そして、このサイトは私自身の『活動結果』にもなるので生々しい数字も出していきます。

数字を元に困っているあなたのお役に立つ内容でしたら嬉しく思います。

と、いうわけで簡単な僕の自己紹介を失礼します。

ひとり美容室経営をしているタカシナとは?

現在38歳の2児の娘のパパをしながら『髪を染めながらキレイにする』というコンセプトの美容室を地元津田沼で美容室経営をしています。

20歳で美容師になり、個人店、大型チェーン店、業務委託と4年づつ務めさせて頂き32歳で地元津田沼にルコールをオープンしました。

美容室経営

お店を出せたのも家族や当時のスタッフさん、既存のお客様やディーラー様など周りの方達の支えがありオープンできたと思っています。

ありがとうございます。

美容室経営

そのような中、オープン日を迎えたのですが、オープンしてから待っていたのは理想とは程遠い現実でした、、、

美容室経営を深く考えず勢いで独立した32歳の1月

今でこそ、充実した毎日を送らせていただいていますが起業当初は毎日眠れぬ夜を過ごしていました。

2018年1月23日にルコールはオープンしたのですが、オープンして翌月の2月の総売り上げは65万円、、、今だからこそ笑えますが、当時は本当に笑えませんでした。

美容室経営のリアルな数字

しかも、このような売り上げでスタッフさんを1人雇用してましたw

オープン当初の手元の資金は400万円を元に借入は国民金融公庫から900万円。

合計1300万円で10坪のお店を開店させたのですが、店内内装や設備資金を使って残った運転資金はに250万円しか残りませんでした。

そして、その運転資金も半年で20万円を切り、寝れない毎日が続いたのを今でも覚えてます。

結果、スタートダッシュとは程遠いスタートを切ったのですが、売り上げがなかなか伸びず大切なオープニングスタッフさんを、私の力不足で1年目を終える頃に離職させてしまいました。

美容室経営者としてお店の数字を上げることができず、さらにはスタッフさんに対してやりがいや目標も持たせることができず、今思うと本当に美容室経営者として最低な経営者だったと思います。

そして、スタッフさんが辞めた後の2年目はというと、、、

新規のお客様が集まりやすい3〜4月の時期にも関わらず売り上げは67万円ほど、、、

美容室経営のリアルな数字

今思うと、よくお店を続けていたなと思いますw本当に。

ただ、1年目とは違うのも1年目の半ば頃から経営、マーケティングのお勉強の重要性を身をもって感じて学び始めた事です。

当時の僕は

(このままじゃお店を潰してしまう、、、)

(なんとかしなきゃ!)

と、思い藁にもすがる思いで当時SNSを見ていた時に目に入った【マーケティングのお勉強会】に年間で受講する事になったのですが、人生の分岐点でした。

※1年半一緒に学んだ仲間と先生たち※1年半一緒に学んだ仲間と先生たち

 

実際に、この時は今まで家庭で貯めておいた貯金を食い潰しながらでも『売り上げを伸ばす力』を身に付けないといけないと思い、首の皮1枚でお店を存続させていたと思います。

そのような時期をなんとか乗り越えて、コツコツと売り上げを伸ばすために必要な知識や経験を蓄えて、2023年の12月の売り上げは1人で150万円を売り上げる事ができました。

少々時間はかかりましたが、これは私にとって本当に嬉しい出来事でした。

美容室経営のリアルな数字

そして、なぜこのような売り上げを作ることができたのかというお話ですが、まず最初に、、、

美容室経営において上手く利益が出ない原因

美容室の売り上げ方程式は客単価×客数×リピート率+物販という方程式がメジャーだと思います。

そして、私も上記の方程式さえ押さえれば数字は上がる!と、思って取り組んできました。

しかし、先ほどもお伝えしたように売り上げがなかなか伸びなかった過去がります。

ルコールの今まで、おこなってきた事例をご紹介していきますので、ご参考になればありがたく思います。

なぜ売り上げが伸びなかったのか?

結論からお伝えすると事業のコンセプトとターゲットが明確にできていず、事業の芯たるものもない『どこにでもある美容室』という運営の仕方をしてたからです。

これは事業を行う上でかなり致命的で、お客様からすれば何も魅力の無い平凡な美容室という認識になってしまいます。

何もない平凡な美容室にお客様は魅力を感じて、お店に行こうと思ってくれるのか???

きっと、あなたがお客様の立場だったら魅力のないお店には足を運ばないと思います。

当時の私は、そのようなお店を始める上で1番大切な部分を作り込まずにいたので、売り上げが上がらずブレブレな毎日を過ごしていたと今なら思えます。

なので、もしこれから美容室を開業しようと考えている方は、市場調査(リサーチ)をするのはもちろんなことなのですが、コンセプトとターゲットをゴリゴリに尖らせることが美容室経営をうまくいかせる1歩目だと思うので作り込んでみてください。

コンセプトとターゲットの重要性

私の過去の事例から美容室経営がうまくいかなかった1番の理由にコンセプトとターゲットが明確でなかったとお伝えしましたが、こちらを少し深掘りさせていただきますのでイメージしてみてください。

まず最初に以下の写真は現在のルコールが集客に使っているコンテンツになりますが、いかがでしょうか?

お気づきの方もいるかもしれませんが、ルコールのコンセプトは『白髪を染めながら髪をキレイにする美容室』というコンセプトの元

  • 色落ちが早くて悩んでいる
  • 白髪が気になるう
  • 髪のダメージが気になる
  • パサつきを抑えてまとまる髪にしたい
  • とにかく髪のストレスをなくしてラクをしたい

といった、髪に対して悩みが深く意識が高いオトナ女性がターゲットになります。

一方、このようにコンセプトとターゲットが明確でなく

  • カットも得意
  • カラーも得意
  • パーマも得意
  • ストレートも得意
  • トリートメントも得意
  • ヘッドスパも、、、

と、いった『どんな技術もできる美容室』の場合、白髪や色落ち、髪のダメージに悩んでいるお客様はどちらの美容室に行くでしょうか?

きっと、上記のお悩みをお持ちのお客様はルコールに魅力を感じてお店に足を運んでくれるのでは無いでしょうか?

美容室経営においてお客様からの口コミは宝物です。

つまり、ルコールでは極端な話ですがターゲット以外のお客様の集客はしないスタンスでいます。

コンセプトとターゲットを作り込むメリットとデメリット

コンセプトとターゲットを作り込むメリットはたくさんあります。

現状の私が感じているメリットは

  • 客単価が上がる
  • リピート率が上がる
  • 価値観のあったお客様が集まる
  • お店のブランディングが固まる
  • 余計な材料費がかからない

などなど、他にも多々メリットはあります。

逆にデメリットは、いろいろな技術やサービスをご提供したいという方にはデメリットに感じてしまうかもしれません。

しかし、ここまで私の記事を読み進めてくださっているということは、きっといろいろな技術やサービスを提供しようと頑張っていてもなかなか成果が出ずに、どうしたら良いかと試行錯誤をしているサロンオーナー様なのでは無いでしょうか?

もし、そのような美容室経営をされているオーナー様でしたら、今から私がお伝えすることを順番通りに行なってみてください。

きっと現状を打破する思考と行動になるかと思います。では、さっそく、、、

現状の美容室経営を打破する7つのステップ

現在思ったような美容室経営ができていないオーナー様の対策手順として

<ステップ1>
自店の顧客様と売り上げ把握

<ステップ2>
自店のVIP客の把握と定義づけ

<ステップ3>
VIP客に近しいお客様を集める為のメニュー作り

<ステップ4>
メニューに合わせた店舗のコンセプトとターゲット作り

<ステップ5>
新規集客の導線確保と新規リピート対策

<ステップ6>
既存の顧客様の値上げ

<ステップ7>
1人で運営するのか?スタッフさんを雇用するのか?

このような流れを意識して行ってきました。

1つづつ解説させていただきますので、自店の美容室経営と照らし合わせてみてください。

ステップ1 自店の売上と顧客様の把握

まず、現状の把握をする為にも過去1年の月事の

⚫︎客数
⚫︎客単価
⚫︎メニュー振り分け
⚫︎来店サイクル分析と分別

を、行い自店の売上構成の現状を見直します。

ルコールの場合、ポスレジを使用しているので上記のデータの把握はしやすくなっていますが、もしポスレジを使ってない場合はホットペッパーのサロンボードの中でもある程度の数字は把握できたかと思います。

ステップ2  VIP客の把握と定義づけ

次に自店のVIP客の把握と定義づけを行います。

私自身、ひとり美容室をしているので売り上げを上げる為の体が1つしかありません。

なので、言い方が悪いかもしれませんがお客様がお店を選ぶ自由がある反面、美容室側もお客様を選んで良いと考えてます。

なので、ひとり美容室の売上の最大化をするためにも

・お客様の数

ではなく、

・お客様の質

※お客様の質とは使ってくれる金額だけではなく、美容に対する価値観が同じだったり、お店や美容師本人を応援してくれるお客様。

を、求める戦略になってきます。

なので、現在までの運営において、VIPの顧客様の把握はとても大切です。

更にはVIPの定義づけもしておく事をオススメします。

ルコールのVIPの定義づけは

・年間売り上げ15万円以上
・美容に対する価値観が同じ
・お店や私自身のことを応援してくれる

こちらをルコールのVIPの定義づけにしてます。

 

美容室経営お役立ち資料はコチラ
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